Windows11は、マイクロソフトが開発したOSです。Windows10の後継バージョンとして、日本では2021年10月に公開されました。使いやすさや生産性を向上するための様々な新機能が搭載されています。
Windows10からのアップグレードが可能な場合もあるので、是非新しいWindows11の使い勝手を体験してみてくださいね。
今回は初心者の方でもわかりやすいように、Windows11の新機能についてご紹介します。
目次
Windows11は、マイクロソフトが開発したOS(オペレーティングシステム:コンピュータ全体を制御して使いやすくするためのシステム)です。2023年現在では最新のOSとして、多くのユーザーに利用されています。
多数の新機能が搭載され、Windows10に比べて操作性が向上しています。また、よりシンプルで直感的なデザインになりました。
さらに、Windows11は、パソコンのほか、タブレットやスマートフォンなど様々なデバイスで使用することができます。
これらの特徴から、Windows11は、Windows10と比べてより高速かつスムーズな動作を実現し、より快適なユーザー体験(使う人が感じる使いやすさ、感動、印象といった体験のこと)を提供しています。
Windows11の新機能の中でも、特に注目すべきものの一つが、新しいスタートメニューです。前バージョンまでのスタートメニューから大幅に変更され、デザインはシンプルに、より使いやすくなりました。
まず、Windows11のスタートメニューは画面の中央に表示されるようになり、アプリや設定などの検索が簡単に行えるようになりました。従来のスタートメニューと比較すると、よりシンプルで直感的なデザインになっています。
また、Windows11のスタートメニューでは、ピン留めしたアプリのグループ化やサイズ変更、ドラッグ&ドロップによる簡単なアプリの追加など、カスタマイズ性が向上しました。これにより、自分好みのスタートメニューを作成することができます。
さらに、Windows11のスタートメニューは、タブレットモードでも使いやすくなりました。アイコンの大きさや配置が最適化され、タッチ操作でもスムーズに操作できます。
以上のように、Windows11の新しいスタートメニューは、よりシンプルで直感的なデザインになっており、カスタマイズ性が向上しています。また、タブレットモードでも使いやすくなっているため、より幅広いデバイスで利用できるようになりました。
Windows11では、マルチタスク機能が大幅に改善され、より効率的に複数のタスクを同時に実行できるようになりました。
まず、Windows11では、仮想デスクトップが標準でサポートされています。これは、1つのディスプレイ内で複数のデスクトップを作成し、それぞれ異なるアプリケーションやタスクを実行することができる機能です。仮想デスクトップを切り替える場合は、ボタンをクリックするだけで簡単に行えます。
また、Windows 11の新しいマルチタスク機能として、スナップレイアウトとスナップグループがあります。スナップレイアウトは、複数のウィンドウを選択し、事前に定義されたレイアウトに合わせて自動的に配置する機能です。3つのウィンドウを横に並べたり、4つのウィンドウを上下左右均等に並べたりするレイアウトなど、複数のオプションがあります。
一方、スナップグループは、ウィンドウのグループ化と保存を可能にする機能です。たとえば、ブラウザーとワードプロセッサーのウィンドウをグループ化し、プロジェクトごとに保存しておくことができます。スナップグループを利用すれば、常に同じタスクを行うときに必要なアプリケーションを迅速に開始することができます。
以上のように、Windows11では、マルチタスク機能が大幅に改善され、より効率的に複数のタスクを同時に実行することができるようになりました。これにより、作業効率の向上や生産性の向上が期待できます。
Windows11では、設定アプリが大幅に改善され、より使いやすくなっています。
まず、Windows 11ではコントロールパネルが廃止され、設定アプリがさらに強化されました。Windows 10では、設定アプリとコントロールパネルの両方が混在しており、設定の変更に迷いやすいという欠点があったので、分かりやすく改善された形です。
また、Windows 11の設定アプリは、より直感的で使いやすくなりました。ユーザーが必要な設定に簡単にアクセスできるようになっています。例えば、設定アプリのトップページには、一般的な設定項目が並べられており、すぐにアクセスできます。検索機能も改善され、設定項目のキーワードを入力するだけで、目的の設定項目に簡単にアクセスできます。
さらに、Windows 11の設定アプリはクラウドとの連携が強化され、設定情報が自動的に同期されるようになっています。例えば、新しいPCにログインすると、以前のPCで行った設定が自動的に反映されるため、手間が省けます。
以上のように、Windows 11では設定アプリが大幅に改善され、より使いやすく直感的な操作ができるようになっています。
Windows11では、セキュリティ機能が大幅に改善され、Windows10よりもより高度なセキュリティが提供されています。
まず、Windows11では、セキュアブート(パソコンの起動時に悪意のあるソフトウェアが読み込まれないように設計されたセキュリティ機能)の改善により、より安全な起動が保証されます。システムに損傷を与える可能性のあるファームウェアやドライバーをブロックすることも可能です。
また、Windows11では、Windows Helloの認証機能(指紋認証または顔認証を使って、パスワードを入力せずにWindowsにサインインできる認証機能)が強化され、生体認証技術による高度なセキュリティが提供されています。これにより、パスワードなどの従来の認証方法よりもセキュリティが高くなり、ログイン時の利便性も向上しました。
さらに、Windows11では、Windows Defender(マルウェアを検出して削除できるWindowsのセキュリティ機能の1つ)が改善され、より高度なマルウェア(悪意のあるソフトウェア)検出と防止が可能になりました。マルウェアを検出し、削除するだけでなく、ウイルスやスパイウェアから保護するためのリアルタイム保護も提供しています。
以上のように、Windows11では、セキュリティ機能が大幅に改善され、より高度なセキュリティが提供されています。これにより、ユーザーはより安全にオンラインでの活動を行うことができ、プライバシーやセキュリティに関するリスクが低減されます。
Windows11では、チャット機能も改善されました。
これは、Microsoft TeamsチャットアプリをOSの一部に統合することで実現されました。これにより、ユーザーは直接OS内でTeamsチャットを利用できるようになり、スムーズなコミュニケーションが可能です。
Windows11のチャット機能では、より統一的で使いやすいUI(ユーザーインターフェース:ユーザーとコンピューターの接点)が提供され、通知やメッセージが見やすく、使い勝手が向上しました。チャット機能は画面の右下隅にあるアクションセンターからアクセスでき、チャットや設定の操作も簡単に行えます。
また、チャットの検索やメッセージの削除も容易です。さらに、Microsoft Teamsを介してのビデオ会議も簡単に設定できます。
以上により、Windows11を使っているユーザーは、ビデオ会議やチャットで簡単にコミュニケーションを取ることができます。
Windows11の主な新機能