今日は『列の幅』と『行の高さ』を数値で設定する時の単位の違いの話です。
列の幅と行の高さを数値を指定して変更しようとするときに、「同じ数字を入力したのに違う長さになるのはなぜ?」と思ったことがありませんか?
例えば、列の幅を変えようとして、列選択後に右クリック>[列の幅]をクリックすると、表示されたダイアログに『8.1』(←お使いのPC環境によって多少異なります)と表示されています。
同じように行の高さを変えようと、行選択後に右クリック>[行の高さ]をクリックすると『18』と表示されています。
列と行では、明らかに列の幅の方が長いのに、行の高さの数字の方が「18」と大きい数字となっています。
ちなみに両方に『30』と設定すると、こんな感じになります。
これは、それぞれの数字の単位が違っているために起きています。
列の幅は、標準フォントの11ポイントの大きさの半角の数字の『0』の幅です。
列幅で『30』と指定したら「半角0が30個入る」ということになります。
行の高さの単位は、ポイントです。1ポイントは1/72インチです。
ミリ換算すると約0.35mmとなります。
このように列と行では指定する単位がまったく違うので、とてもややこしくなっています。
日常に馴染んでいる単位で設定したいですよね。
実は、列の幅と行の高さを同じセンチメートルの単位で指定する方法はあります。
Excel画面の右下にある[ページレイアウト]表示をすることにより、センチメートルで数字指定することができます。
ページレイアウト表示をしてから、列を選択して、右クリック>[列の幅]をクリックすると、今度は「cm」と単位が付いたウィンドウが表示されているのがわかります。
列の幅を『5cm』で設定してみましょう。単位は入力することなく数字のみの入力でOKです。
同様に行の高さも5cmで設定してみましょう。
幅や高さの変更が済んだら、Excel画面の右下の[標準]をクリックすることで、元の表示スタイルに戻ることができます。
スタッフS
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