Wordで文書を作成し、いざ印刷をしたときに覚えのない2枚目が白紙で出てきた経験はありませんか?
1ページで収まるはずの文書に不要な2ページ目ができてしまったり、途中に空白ページができてしまった場合、その削除の仕方がわからないというお声を耳にします。
今回は、Wordの基本的なページ削除の方法と余分なページの削除方法をご紹介します。
目次
不要なページを削除するには、そのページの内容をすべて選択し、削除します。
おすすめの選択の操作
他にも・・・
などで選択することができます。
選択ができたら、BackspaceまたはDeleteキーを押して、選択範囲を削除します。空になったページはなくなります。
不要なページを選択して削除するのは同じですが、ページ数が多い場合のおすすめの方法をご紹介します。
まず不要なページの先頭にカーソルを入れます。(ここでは32〜64ページを削除したいので、32ページの先頭)
「F8」キーを押し(「拡張選択モード」になり、カーソル位置からクリックした位置までを選択できるようになります)、さらに「F5」を押して「検索と置換」の「ジャンプ」機能を開きます。
ページ番号の入力欄に「削除したい最後のページ番号+1」の数字を入力します。(ここでは64ページまでを削除したいので「65」と入力)
「ジャンプ」→「閉じる」をクリックします。これで不要なページが選択された状態になるので、そのままDeleteまたはBackspaceキーで削除します。
※拡張選択モードになったままなので、「Esc」キーを押して解除しておきましょう。
「ページの中身を選択して削除」では、ページを削除できない場合があります。原因を調べてみましょう。
「ホーム」タブの「段落」グループにある「編集記号の表示/非表示」のボタンをクリックします。
見えていなかった編集記号が見えるようになります。
不要なページの前に「改ページ」がある場合は、それを削除しましょう。
表の後ろには必ず改行(段落記号)が存在しなければならないのですが、表が余白ギリギリまである場合、その改行が収まりきらずに次のページに送られてしまいます。
この空白ページをなくすにはいくつかの方法があります。
ページ下部の余白を小さくすることにより、改行が入るようにする方法です。
「レイアウト」タブの「ページ設定」グループ右下のボタンをクリックして、「ページ設定」のダイアログボックスを開きます。
「余白」タブをクリックし、余白の「下」の数値を減らして改行が収まるように調整します。(ここでは5mm減らしてみました)
改行が収まるようになると、2ページ目はなくなります。
※この方法は他のページのレイアウトに影響が出る場合がありますので、操作後は他のページの確認を行いましょう。
改行のフォントサイズを小さくしたらよいのでは?とフォントサイズを小さくしたことがある方も多いと思います。
フォントサイズを小さくすると、文字(段落記号)のサイズは小さくなるけれど、行間までは小さくなりません。
※行間についてはこちらの記事で詳しく触れていますのでご覧ください。
つまり、行間を縮めることができれば解決です。
はみ出している行にカーソルがある状態で、「ホーム」タブ「段落」グループの右下にあるボタンから「段落の設定」のダイアログボックスを開きます。(もしくは、カーソル位置で右クリック→「段落」)
「行間」を「固定値」「1pt」にしてOKボタンをクリックします。
はみだしていた改行が表の下に収まり、不要なページもなくなりました。
不要なページがなくなり、すっきりしましたね。
いらないページを削除するには・・・
などの対処法をご紹介いたしました。無事にページは削除できましたか?
※この記事はWindows11、Office2021を使って作成しています